お泊りデイの特徴や仕事内容について

核家族化がますます進んでいる日本においては高齢者の単独世帯なども増えており、日常生活に支援が必要な高齢者を抱える家族の介護負担が増えている現状があります。お泊りデイサービスとは、日中に通っているデイサービスにおいて必要時に夜そのまま宿泊できるサービスであり、近年利用者も増えているサービスです。介護保険の適用外のため利用料は実費になりますが、宿泊料などが安く設定されている場合も多く、利用しやすい特徴があります。介護が必要な高齢者を抱えながら在宅生活をサポートしている家族などにとっても、お泊りデイに預けることで外泊が出来るようになるなど大きな支えになっているのです。

お泊りデイの仕事内容は、日中のデイサービスにおける送迎サービスをはじめ、入浴や食事対応、リハビリやレクリエーションなどのサービスの提供。また、宿泊のため夕食や更衣介助、夜間帯の排泄や巡視、安全確保を行うなどその仕事内容は多岐にわたります。通常デイサービスは日勤帯のみの仕事になりますが、お泊りデイサービスを提供している事業所は夜勤のシフトにも対応するスタッフが望まれます。

利用者にとっては普段から通い慣れている馴染みの環境にそのまま宿泊できるため、別の施設に宿泊するよりも安心して過ごせる魅力があるのです。お泊りデイのスタッフに関しても、日頃のデイサービスで心身状況を把握している利用者の宿泊対応を行うため、介護が行いやすいメリットがあります。デイサービスで構築した関係性や信頼関係を元に、利用者の不安を軽減する支援を行うこともお泊りデイに携わるスタッフの仕事です。